ストックアンダープレート廻りの剛性不足及び固定の問題
ストックアンダープレート廻りの剛性不足と固定の問題ですが
そもそもストックアンダープレートはは重要な部品です、
そこにはHOP調整ダイヤルが付いています、
したがってこの部品が強度不足だとHOPが安定しません
HOPの調整は1クリック約0.08㎜ですから非常にセンシティブです
なのにこの部品は強度が足りません、外してみると強度的には
全く無くグニャグニャです、
さらに固定は前方のL96-16・ストックフロントブロックAssy
とM5のネジで止まっているだけでサイドは位置合わせの凸
リア側に関してはフリーな構造です、
さらに前後に対しての寸法が短くなっています。
この事によって発生する不具合はストック前方部である
フォアグリップの強度不足となって現れます。
銃自体を普通に構えてフォアグリップ部を捩じると簡単に動きます
またこの時にストックアンダープレートとストックが
ズレることによりギシギシ音が発生します
結果、捻じれや動き(部品間のズレ)
が発生することにより銃全体にゆがみが生じます
ストックアンダープレートはストックフロントブロックAssyを挟んで
M5のネジでL96-50・バレルスペーサーと固定されますので
この捻じれや動きはそのままバレルの動きとなって現れます
しかも悪いことにストックアンダープレートのリア側は
強固なインナーフレーム(アルミ製)なのでリア側は動かずに
L96-57レシーバAssyとバレルがズレる事になります。
この部品にはマウントを介してスコープが付きますから
結果的にスコープのとバレルのズレとして現れます。
なのでギシギシ音が発生している状態では絶えずスコープと
バレルにズレが生じている事となるのでいくらゼロインしても
その都度変わってしまいます、
実際銃をかまえてフォアグリップを捩じるとバレル先端位置が
左右に動くのが良くわかります、
ズレ量は計っていないのですが改良途中でかなり良くなった状態で
測っても左右に2㎜以上ズレましたし上下も1㎜以上のずれが発生しました。
パーツにテープを張って音をなくすのは部品同士の摩擦を変えて
音が出なくなっただけで実際は動いています、若干強度も増し
動きも少なくなるかもしれませんがそれはそれで動いた位置で
動かなくなってしまう可能性が有りそれでも動いてしまうの
やはり精度は悪くなります。
吸音材なんて入れても・・・・・・・・
また時々起こる不具合としてM5ネジの緩み及び脱落が有りますが
ストックアンダープレートとストックフロントブロックAssyが
動くことによりネジが動き緩むものと思われます、
普通考えたら可動部や振動がかかる部分でない部分のネジが
緩むってかなり異常でその事を追及して行けばこの部分の
強度不足は導き出せると思われるのですが・・・・・・
普通の機会として考えたらゆるんだ~って言ってる場合では無い事です
原因やトラブルはこのような事象の裏に隠れていたりしますよね。
サイレンサーはバレル先端が長く重くなるので銃を取りまわすと
バレルが動く可能性が有りスリングはフロントとリアに取り付けるので
銃全体が曲がるもしくはバレルの根元で折れるような状態となります
バイポットもストックフロントブロックAssyに付くので
バイポットを使って打つ時と他の打ち方の時には上下方向にずれを
生じます、これは実際計ってみたところ0.5㎜以上動きました
又、これらのずれは力のかかり方によって変わるので
ズレ量もその都度変わり集弾率の低下につながります。
この銃の弱点となって他の銃とは違う点はストックが左右パーツの
組み立て式であることから起因した不具合化と思います
VSR-10やM40A5などはストックは一体構造なので
そこそこの強度を保っており、HOP調整もバレルについているので
問題は発生しにくいと考えられます。
結果なのですがL96awsのこの部分を強化すると
精度が段違いで向上します、逆にこの部分を強化しないと
何をやっても、いくら高価な部品組んでも集弾率は上がりません。
今日の改良・改造後試射
ゼロイン方法を少し変えての試射
弾道は安定してきていい感じです。