kuutanのL96AWS偏愛日記

L96AWS、出来の悪い子ほどかわいい、こいつはそんな奴

エアガンのチューニングを取り巻く環境

ここ2か月位、L96AWSの性能UPの為にWEBをさまよい

色々見てきたのですが、なんか一昔前の車の改造と似ている所が

あると感じました、今の若い世代は車を所有する人が減り

エコな時代に改造なんて一部のマニアが行う物となっていますが

私が若かったころ(とーくを見る目で行ってます(笑))

自分の自慢の車で走るのはステイタスでした、

ハイソカー(死語)にしろ峠仕様・湾岸・ゼロヨン

ドレスUP・ets・・・・・

ノーマルでもホイールとか普通に変えてたし

車持ってないなんてそんな人居ませんでしたし、

そんな車業界でしたが、チューニングが下火になったのと

今のエアガンの業界の状況が似ている感じはします、

むかしサバゲと言えば、河原や荒れ地で土地所有者の了解なんか関係なく

繰り広げられてたもので、違法改造の車に乗って走り回ってたのとダブります

それが法整備でエアガンならジュール規制・フィールドの整備

車なら合法パーツ・サーキット走行会などに移行していった経緯が

似ている感じがします。

さらに危惧すべき点は、、、、

車の業界は商売としての利益優先になって行き結果ユーザーが離れて行く

結果になったかと、高価なパーツを付けることが良いみたいな風潮から

実の無い(意味のない)高額商品が乱発し衰退したみたいな・・・・・

エアガンも似てる感じするんです、趣味の世界だからそれでも良いのですが

業界全体の今後を見たらどうなるかと

私が参考にしている『凸砂カズさん』はそんな感じはしないのですが

あの方は車業界で言うスーパープライベーターからプロになった感じで

ある意味本質を売っているから共感できます。

よく見られるフルチューン銃も商品を売る為のラインナップ

高い部品で性能上げて、3万円の銃に15万円かけたとかそれってもう

元の銃の意味あるのかなって?さらに仕様を見ると制限いっぱいに

弾速が上がるだけで撃っても当たらない、、、これじゃ客は飽きて来て

離れて行きます、一時的には次の客も来るけど長期的には衰退してしまいますね。

車で言う所の

『****の***キット組み込んでフルチュ-ン、

***馬力になりました、ハイ100万円』

みたいな感じ、それでいて走っても早く走れないしすぐ壊れる。。

なんかエアガン業界もそんな流れが有るような、、、、

外装チューンの方がまだ長続きするかな?

ちゃんと目的を理解して行かないとエアガンもあっという間に

金使うだけで何も残らない物になっていきますので注意ですね

50過ぎて何か言いたいオヤジの戯言ですが・・・・・・

 

ちなみにL96AWSもほとんどノーマル部品で40mA4にバシバシ当たるし

たぶんこれ以上の性能って細かい調整によるのでショップカスタムでは無理ですね

自分で弄らないと、最後は0.01㎜単位以下の調整になってくるから。

L96AWSの巷での評価に対しての私の評価

私なりに巷での評価に対しての私の評価を考えてみました。

あくまでも私が所有したL96AWSの感想で

製造誤差やロットによる違いがあると思われるので

参考までに読んでください。

 

最初によく見かけるのがこの銃に採用されている

『ローディングエスカレーター問題』

Ⅼ96AWSの為に開発され採用された面白い機能です

巷ではこの銃の評価を下げる原因ともなっています、

BB弾をプラスチック部品で挟みながら押して行く構造で

ボルトの長さとチャンバー・マガジンの位置に制約がある中で

その位置関係を守ったままで給弾を実現した、多分設計した人は

かなり悩んで結果を出したものと思われます。

又、弄ってみると角度・幅などが絶妙で少しでも変わると

給弾できなくなるほどある意味洗練された構造となっています。

この機構によるBB弾への傷の発生の問題を指摘している方が多数ですが

たぶん私的にはあまり気にならない範囲かと思います

挟んで押されるのが嫌な方は銃をある程度下に向けてボルトを前に

動かすことでBB弾は自重でチャンバー寸前まで落ちて行くので

問題を低減することが出来ます、いずれ柔らかめのBB弾を使って

下向きロードと上向きロードでフライヤーの差を見てみたいと考えています(未実施)

この構造(ローディングエスカレー)の影響で一番問題になるのは

銃の剛性低下から来る集団率の悪化です、この機構があるおかげで

アウターバレルとレシーバASSYに切り欠きが出来ているのでこの事による

剛性不足の方が気になります。

又、ローディングエスカレータからチャンバーに上がる際にキャンバー自体に

ある程度の勢いで跳ねるように入る(わかり難い表現ですが・・・・)ので

アルミ部品であるチャンバーに勢いよく当たる方がBB弾にフラット面など

作る可能性が有り気になりますし、シリンダーのノズル部も金属でこの部分で

チャンバーにBB弾を押し込むのですから傷がつく可能性もあります

マガジンはBB弾同士で押し合いながらプラスチック部品の間を

入って出てくるわけでローディングエスカレータがそんなに悪いなら

この辺も問題視したほうが良いかと考えます。

 

マガジンですが弾が規定数(40発)入らないとの話もありますが

うちのはしっかり40発入ります、最近買ったのでロットが新しく

改良されたのかもしれません。

 

その他にもフォアグリップ部のギシギシ音とかありますが

これは前記改良で説明していますので割愛、

尚、この部分にはドラマを感じるところもあるのでその点はいずれ。。

ただこの部分のM5ネジに関しては緩むとか抜けるとか多数報告が有り

それでも問題なく使用できるなどと言った情報もありますが

この銃にとってこのネジは命です、このネジの締め具合で

HOPもゼロインも集団率も変わるので出来ればこのネジは

組付け時のトルク管理(手勘ですが)や時々点検することが重要です。

 

あとは、『重い』って事?

はっきり重いです、うちのはフォアグリップ部強化して

他にも改良したら本体だけで軽く5000g超えてます、

立射で構えると腕が『プルプル』します、

普段は的を撃ってますので気になりませんが

サバゲだとつらいかも。。。。。。

 

集弾率も改造しないとダメです、最低限組なおしは必要

ちゃんと組むだけでHOPも初速も安定します。

初速はうちのは組みなおしただけで

0.2gのBB弾が平均91.5m/s・84j出てました

普通に楽しむなら十分な初速ですね

 

かっこは良いですね、飾っていても絵になります、

これだけでも所有してよかったと思います。

デカいスコープ載せてバイポット・・・・・最高ですね。

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私の場合黒が好きです、軍系スナイパーではなく、警察系スナイパーの方が好み

なので黒が良いです。

 

ストックアンダープレート廻りの剛性不足及び固定の問題の解決その3

前の改良でだいぶ良くなりましたがまだまだなので

さらに強化してみました。

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この様なパーツを作りました。

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こんな感じで組み付けます。

さらに

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L96-54・インナーフレームにネジで固定しました。

これで前方のストックフロントブロックAssyからインナーフレームまで

結合でき、さらに全体がアルミ材で強化されるのでHOP調整回りも

非常に強固になります。

 

今日の射撃、300発程度撃って安定してきました

40mですが弾道は安定してます、時々フライヤーも出ますが

フライヤーは定期的に発生していてそれはそれで安定した弾道になるので

多分原因があると思うので少ししたら対処方法考えたいと思います。

youtu.be

 

 

 

ストックアンダープレート廻りの剛性不足及び固定の問題の解決その2

ストックアンダープレートとストックフロントブロックAssyの接着後に

銃身がどの程度の動くのか測定してみました。

すみません、無改造では測定していないのでどの程度効果があったか

わかりませんがこれでもかなり良くなっています、

測定方法は

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この様にアルミ材をスコープマウント部に固定して銃身先端がフォアグリップ部を捩じった時どれだけ動くか確認してみました。

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50㎜を0点として

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右捩じり3㎜

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左捩じり2㎜

となりました、左右振り幅で5㎜、30m先だと75㎜になります(銃身500㎜で計算)

又、縦方向は

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20㎜を0として

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1㎜のズレです、30m先なら15㎜のズレです。

これでも良くなっていますがこんなに動くと何か凹みます、

元はどんだけ動いていたのだか??

このズレに加えて他の要因も加わってきますから、そりゃ当たりません

これじゃいくらゼロインがんばっても銃自体を動かすたびに変わってしまいます。。

なのでさらに改良を加えて行きます。

 

ストックアンダープレート廻りの剛性不足及び固定の問題の解決その1

ストックアンダープレート廻りの剛性不足の解決方法ですが

第一段階としてストックアンダープレートとストックフロントブロックAssyを

接着してしまう方法が一番手っ取り早く効果的でした。

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単純にこの2つのパーツを接着することによりこの2つのパーツ間の

ずれを無くし固定することによって剛性は格段に向上しました。

接着時のコツとしてはパーツをすべて組み立てた状態で硬化させた方が

銃全体のズレが出なくてよいです、特に銃身がスコープマウント部と

の芯が出てるか確認して固定したほうが良いです、これがズレた状態で

接着時が硬化してしまうとゆがんだ銃が出来上がってしまいます。

ここを固定するだけでかなり剛性がUPし、ゼロイン後のズレも少なくなり

フォアエンド(フォアグリップ)部のギシギシ音も低減できます。

接着剤はJ-Bウエルドがお勧めです、今まで使った接着剤では最強でした

ねじ切りもできる優れものです。

 

 

 

ストックアンダープレート廻りの剛性不足及び固定の問題

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ストックアンダープレート廻りの剛性不足と固定の問題ですが

そもそもストックアンダープレートはは重要な部品です、

そこにはHOP調整ダイヤルが付いています、

したがってこの部品が強度不足だとHOPが安定しません

HOPの調整は1クリック約0.08㎜ですから非常にセンシティブです

なのにこの部品は強度が足りません、外してみると強度的には

全く無くグニャグニャです、

さらに固定は前方のL96-16・ストックフロントブロックAssy

とM5のネジで止まっているだけでサイドは位置合わせの凸

リア側に関してはフリーな構造です、

さらに前後に対しての寸法が短くなっています。

この事によって発生する不具合はストック前方部である

フォアグリップの強度不足となって現れます。

銃自体を普通に構えてフォアグリップ部を捩じると簡単に動きます

またこの時にストックアンダープレートとストックが

ズレることによりギシギシ音が発生します

結果、捻じれや動き(部品間のズレ)

が発生することにより銃全体にゆがみが生じます

ストックアンダープレートはストックフロントブロックAssyを挟んで

M5のネジでL96-50・バレルスペーサーと固定されますので

この捻じれや動きはそのままバレルの動きとなって現れます

しかも悪いことにストックアンダープレートのリア側は

強固なインナーフレーム(アルミ製)なのでリア側は動かずに

L96-57レシーバAssyとバレルがズレる事になります。

この部品にはマウントを介してスコープが付きますから

結果的にスコープのとバレルのズレとして現れます。

なのでギシギシ音が発生している状態では絶えずスコープと

バレルにズレが生じている事となるのでいくらゼロインしても

その都度変わってしまいます、

実際銃をかまえてフォアグリップを捩じるとバレル先端位置が

左右に動くのが良くわかります、

ズレ量は計っていないのですが改良途中でかなり良くなった状態で

測っても左右に2㎜以上ズレましたし上下も1㎜以上のずれが発生しました。

パーツにテープを張って音をなくすのは部品同士の摩擦を変えて

音が出なくなっただけで実際は動いています、若干強度も増し

動きも少なくなるかもしれませんがそれはそれで動いた位置で

動かなくなってしまう可能性が有りそれでも動いてしまうの

やはり精度は悪くなります。

吸音材なんて入れても・・・・・・・・

また時々起こる不具合としてM5ネジの緩み及び脱落が有りますが

ストックアンダープレートとストックフロントブロックAssyが

動くことによりネジが動き緩むものと思われます、

普通考えたら可動部や振動がかかる部分でない部分のネジが

緩むってかなり異常でその事を追及して行けばこの部分の

強度不足は導き出せると思われるのですが・・・・・・

普通の機会として考えたらゆるんだ~って言ってる場合では無い事です

原因やトラブルはこのような事象の裏に隠れていたりしますよね。

サイレンサーはバレル先端が長く重くなるので銃を取りまわすと

バレルが動く可能性が有りスリングはフロントとリアに取り付けるので

銃全体が曲がるもしくはバレルの根元で折れるような状態となります

バイポットもストックフロントブロックAssyに付くので

バイポットを使って打つ時と他の打ち方の時には上下方向にずれを

生じます、これは実際計ってみたところ0.5㎜以上動きました

又、これらのずれは力のかかり方によって変わるので

ズレ量もその都度変わり集弾率の低下につながります。

この銃の弱点となって他の銃とは違う点はストックが左右パーツの

組み立て式であることから起因した不具合化と思います

VSR-10やM40A5などはストックは一体構造なので

そこそこの強度を保っており、HOP調整もバレルについているので

問題は発生しにくいと考えられます。

結果なのですがL96awsのこの部分を強化すると

精度が段違いで向上します、逆にこの部分を強化しないと

何をやっても、いくら高価な部品組んでも集弾率は上がりません。

今日の改良・改造後試射

ゼロイン方法を少し変えての試射

弾道は安定してきていい感じです。

youtu.be

 

L96AWSの集弾率を上げるには

集弾率を上げるにはどの様にしたら良いか考えてみました。

集弾率を悪くする要因としては

 

まずは射手による誤差

射手の練度、射撃の腕ですね、

これはもう練習しかないので

改良・改造するたびに打っており、日に50発以上撃って練習してます。

 

弾の問題、BB弾の精度ですね、

重さ・直径のバラつきから重心位置、真円度、表面状態まで

要因は沢山考えられ、考えだしたらキリがないのですが

各社色々ありますが評判のいい1社にして弾による違いを

少なくして行きます、

前に紹介したプレシジョンマックス0.28gで当分行きます。

 

ここからが本題と言うか、L96AWS自体の問題です。

HOP関係

銃身

ピストン

フレーム

ストック

と沢山の要因がある中で10日ほど毎日の様に分解組み立てを

行ってきて、ネット内の情報などを総合した結果

ストックの前の方(フォアグリップ?)が

他の銃と違いこの銃特有でり最大の欠点であるとの結果に至りました。

 

部品番号:L96-18 ストックアンダープレート廻りの剛性不足及び固定の問題

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ここが最大のガンですね、なんでこんな設計なのか疑います。

ネットの評価にも

フォアグリップの周辺がギシギシ言う

とか

フォアグリップ下のM5×10のネジが緩むとか落ちたとか

これ全部L96-18の剛性不足及び固定の問題から来る不具合で

この事が精度を下げる最大の要因となっていると考えました。

ただし、この欠点はあまり動的な状況でない状態

例えば精密射撃の様な状態では変化が起きにくく

一度この状態でゼロインすると案外集団率は下がりません

逆にサバゲや銃自体を動かしてからの再射撃では

非常に集弾率を悪化させる可能性が高くなります。

又、バイポット、スリング、サイレンサーの使用も

剛性不足からさらに集弾率を低くする要因となると思われるので

ノーマル状態ではこれらの使用はしないほうが集弾率は良くなると思われます。

私的には何でこの問題が今まで語られなかったのか?
ネット探してもこの事に触れている人は無く

たまに銃自体の剛性を問題視している方はいましたが

L96AWSに関しては見ませんでした、

私はエアガンに関しては素人なので逆に気になるのかもしれませんが

何でかなーと思います、

どんなに高価な部品付けてもこの部分が良くならないと集弾率は上がりません

ギシギシ音をテープを張って抑えるとか

中に吸音材?を詰めて対処するとか、プロの方の記事にもありますが

音を消しても剛性不足は解消せず、かえって悪くなる要因にもなると思います、それでも良いって話だと思うんですけどね。